焼香
葬儀のマナー

お通夜に関するマナー

通夜とは?

通夜とは、遺族が亡くなった人のそばで夜も眠らずに過ごし、お線香やろうそくの火を絶やさないようにして見守り、故人の霊を守るための儀式です。
本来は私的なもので、きちんとしたお別れの儀式は、葬儀や告別式で行います。

このため通夜には、故人と親しかった人や近所の人が駆けつけて、弔意を表します。
親しい人は本来なら通夜と葬儀の両方に参列するべきですが、近年は誰もが忙しくなったため、葬儀に参列できない人がその代わりに通夜に出るといったケースが多くなりました。

その人が亡くなった当日に通夜が行われる場合は、取るものも取りあえず駆けつけたことを表すために、服装もグレーなどの地味なものでかまわないとされています。
しかし現在は告別式の前日に通夜を行って、告別式と同様の役割を果たすことが多くなったため、喪服ででかけるのが一般的です。

お通夜の進め方

お通夜は夜の6時頃から始まります。
まず受付で、
このたびはご愁傷さまです
とあいさつをし、
ご霊前にお供えくださいと
行って、香典を渡します。
香典はむきだしのままでは失礼です。
ふくさに包んで持参しましょう。

受付でふくさを開き、たたんだふくさに香典をのせて、表書きが受付の人の正面に来るように方向に気をつけて、両手で渡します。

お悔やみの言葉はハキハキと述べるものではありません。
喜び事の場合はハキハキと明るくあいさつ
をするのが礼儀ですが、お悔やみ事の場合は、小声で弔慰を示しましょう。

お通夜では、まず僧侶が読経をとなえ、しばらくしてから焼香が始まります。
お焼香は席の順番で行います。
まず遺族に一礼し、僧侶にも一礼をしたあと、祭壇に進んで遺影に一礼します。
数珠を左手に持ち、右手でお香を一つまみして、目の高さまでおしいただいてから香炉にその香をくべるのが一般的な手順です。
香をくべる回数は宗派によって異なりますが、ほとんどの宗派では3回繰り返して焼香をします。
しかし参列者が多い場合は焼香を1回だけにとどめることもありますから、その場の雰囲気を見て臨機応変に。
香をくべたら遺影に手を合わせ、故人の冥福を祈りましょう。
そして、もう一度遺族に礼をして席に戻ります。

参列者全員の焼香が終わったら間もなく僧侶が退席し、喪主のあいさつのあと、通夜振る舞いが行われます。
通夜振る舞いとは、参列者に出す食事のことです。
通夜振る舞いの席に招待されたら、応じるのがマナーです。
少しでもいいので、お食事をいただきましょう。
お酒が出されることも多いのですが、遺族は明日も葬儀がありますし、心身ともに疲れています。
早めに引き上げましょう。

お通夜では大声は厳禁です。
最期までしめやかに、静かに故人の冥福を祈りましょう。